医療

採血エキスパート看護師直伝!採血の手技に関する7つのコツ

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ゴム手袋をする男性の写真

新人看護師、検査技師が避けては通れない道「採血」

 

患者さんに針を刺すのは怖いし、慣れるまではなかなか時間のかかるもの。

これを見ているあなたも思っているはず

「うまく採血するコツってないの…?」

 

今回は最近まで採血をずっと担当していた僕が、採血専門のエキスパートな看護師さんたちに教えてもらった採血の7つのコツをお伝えします!

 

自分に合った手袋

患者さんの腕を見る前から戦いは始まっています。

自分に合った手袋を選択することはかなり重要です。

 

「そんなの当たり前じゃん!ちゃんとサイズぴったりだよ」

って思ったあなた。

そんな考えるまでもない話をここで言うわけないじゃないですか。

 

大事なのは手袋の素材です。

 

手袋にはたくさん種類がありますが、自分の指先の感覚に合った手袋は必ず存在します。

そしてそれは人によってけっこう違うんです。

 

僕も採血の時はいつも使っている手袋じゃないと全然指先の感覚が違って血管が分からなくなっていました。

まずは自分に合った手袋を見つけましょう。

 

これでかなり変わるので、手袋の種類がない施設はいろんな手袋の発注を検討してもらってもいいくらいだと思います!

 

針を刺す反対の手の指の使い方

針を刺す瞬間、反対の手はどうしていますか?

患者さんの腕に添えるだけなんてもったいないことしていませんよね?

 

反対の手の指を上手に使ったほうが格段に成功率が上がります。

 

針を刺す血管の狙った部位のやや手前を親指で引いて血管を伸ばすんです。

人によっては中指も使って狙った部位のやや奥から血管を上に引き延ばす人も。

 

それによって血管がしっかりと伸び、針が血管に触れる瞬間逃げられにくくなります!

特に歳を取って血管が硬くなっている患者さんでは、この引き延ばし次第で成功率が格段に変わると言えるでしょう。

血管の硬さや腕の脂肪の付き具合によって引く力加減は異なりますが、これは経験して学んでいくしかないですね。

 

いつも血管に逃げられしまうと言う方は逆の手の指の使い方に注意してみましょう。

ただし、中指で上に引っ張るときは針刺しをしないように注意して針を刺すところに近づけすぎないことです。

針を刺す角度

針を刺す角度もどれがベストかよく分からないところですね。

一般的には30度くらいとか15度~30度とか言われています。

 

これに関しては絶対にこれ!という正解はないと思いますが、僕が教わった採血のエキスパートの方々は

「15度くらいにしたら患者さんが一番痛がらないかな」

って言ってました。

 

気持ち寝かせ気味でスッと針を入れる感覚ですね。

慣れないうちは血管を突き抜けるのが怖くて角度を寝かせすぎたり、しっかり刺せるように立てすぎたりしてしまいます。

 

これは人によって好みがあるかもしれないので自分に合った角度を見つけたらいいと思いますが、どんな角度で刺したらいいか分からない人は参考にしてみてください。

腕まくりをする女性の写真

針を刺す勢い

これは刺した時の痛さに一番関係しますね。

 

針は勢いよくスムーズに刺した方が痛くないです。

 

ゆっくり刺せば刺すほど皮膚に当たってしまうので、刺すときは一思いに。

雑念を捨て、一転だけに集中し、あとは針を進めるだけ。

 

最初ははなかなかスムーズに針を進められませんが、これも経験を積んで一連の動作に流れができると自然に身につきます。

 

あとこれは針を抜くときにも言えますね。

針を抜く瞬間も痛いって言う人けっこういるので、血が採れたからといって安心せずに最後の針抜きまでスムーズに素早くすることを心がけましょう。

 

何よりも大事なのは迷いを捨てることではないでしょうか。

そのためにも血管をしっかり見つけるための工夫が必要になりますね。

次からはそのテクニックです。

腕を置く枕の高さ

腕をポンっと何気に置いてるその枕。

高さによって血管がうき出てくることがあります。

 

血管が伸びて逃げられにくくなるという点では枕を高めにして伸ばした方がいいですが、曲げた方がとりやすいこともあるのでケースバイケースですね。

腕によって違うのでいろいろな人で採血を経験して、血管が出てくる腕の高さ調節の感覚をつかみましょう。

 

枕がなければタオルを挟むでもかまいませんよ。

 

手の向き

あなたはいつも手のひらが上向きになるようにして採血していますか?

腕の寝かせ方によっても血管の出方はけっこう変わります。

 

手を横向きにして親指が上にくるような形の方が血管が出てくることもあれば、手の甲が上に来るようにした方が出てくることもあります。

 

これと先ほどの枕の高さ調節を組み合わせれば、今までは分からなかった血管が見えたり触れたりしちゃうんです!

 

採血がうまい人は単に針を血管に刺す技術が優れているだけではなく、血管を見つける能力も高いのではないでしょうか。

 

手の向きも意識して変えてみてください♪

 

腕を温める

これは血管を出すために物理的に働きかけるコツですね。

腕をホットパックやお湯で温めると血管が元気になって浮き出てきます。

 

どうしても血管が見えない人でも、温めたらびっくりするくらい出てきて簡単に採れたなんてこともあります。

 

温めてよくなることはあっても悪くなることはないと思うので、何度も触ったりして探す前に一度温めてみた方がいいかもしれませんね。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか?

基本的なことも多いかもしれませんが、採血にこのようななコツがあるのです。

でも何より大切なのは経験を積むこと。

色々な患者さんの腕を見て、血管を見て、実際に採決を行って学ぶのが上達する一番の近道です。

 

今回挙げたコツをまとめておきます。

1. 自分に合ったサイズと素材の手袋を使うこと

2. 針を刺す反対の手を上手に使うこと

3. 針を刺す角度は15度にしてみるといいかも

4. 針を刺すときは勢いよくスムーズに

5. 腕を置く枕の高さも調節しよう

6. 手の向きも意識してみよう

7. 血管が全然分からないときは温めよう

 

いつか採血するのが嫌じゃなくなる日が来るはずです!

めげずに頑張りましょう!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(^.^)

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