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採血のプロが教える!採血が怖い人や初めての人が知っておくと得する7つのこと

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検査結果に悩むドクターの写真

健康診断で避けられないもの「採血」

 

痛いし血抜かれるの怖いしで苦手な人は多いですね。

中には採血中ずっと目をそらしてないと無理!っていう人もいます。

 

僕はずっと採血を担当していたいわば「採血のプロ」です。

採血が怖かったり初めてで不安があるっていうあなたが知っておくとお得な7つの情報をお届けします。

 

採血前に腕を温めるとけっこう血管が出てくる

血管が見えにくくて失敗されるのが怖いあなた。

腕を温めると血流が良くなって隠れていた血管が出てきます。

 

温めたけどあんまり見えないって思う人もいるかもしれませんが、普段採血している人からしたら触った感触が全然変わります。

これ意外と効果あるので、騙されたと思って温めてみてください。

特に冬は腕が冷たくなってしまうのでこれをするかしないかで成功率が大きく変わります。

 

多くの施設ではホットパックみたいなものを用意していると思います。

中にはお願いしたらお湯につけて温めてくれるところもありますので、恥ずかしがったりめんどくさいと思ったりせずに聞いてみましょう!

 

いつも失敗されてたのに一回で簡単に終わっちゃうかもしれませんよ。

 

気づかないうちに採血中に倒れてしまうリスクを高めてる!?

採血しているときに気分が悪くなって倒れてしまうという人もいます。

実は倒れてしまうのはいくつかの要因があったんです。

 

一番の要因としては不安が挙げられます。

不安になればなるほどストレスが溜まっていきますよね?

それがピークに達した時に迷走神経反射という現象が起こり、血圧が低下して脳に血液が回らなくなって倒れてしまう可能性を高くします。

 

「そうは言っても不安になるものは仕方ないじゃない…」

 

そう、仕方ないんです。

なのでその影響を弱める対策を十分にとりましょう!

 

まず、体調をしっかり整えることが一番です。

寝不足だったり疲れがたまっていたりしても気分不良になりやすいです。

採血の前日はしっかりと睡眠をとり、万全の状態で臨みましょう。

 

次に、水分不足も倒れてしまう要因として挙げられるので、軽く水分補給をして喉からからにならないようにしてください。

 

あとは採血中は針を刺してるところを見ずに違うことを考えましょう(笑)

「診察終わったら帰ってゲームの続きしよう…!!」

みたいに楽しいことを考えたら不安も無くなっていきます。

 

それでもどうしても気分が悪くなるあなた。

施設によっては採血用のベッドが準備してあるところがありますので、ベッドで寝たまま採血したいと伝えましょう。

寝ていれば針もまったく見えないし、気づけばいつの間にか終わってます。

それに、迷走神経反射で倒れてしまうことで起きる二次災害を予防することも。

 

そのことがまた安心につながるのでだいぶリラックスできるんです!

遠慮せずに聞いてみてくださいね。

 

ちなみに倒れやすいのは意外と初めて採血を受ける若い男性なんです。

女性より男性の方が痛みや刺激に耐えられないって言いますもんね。

若い男性の方は見栄を張らずに、怖かったら正直に怖いと伝えましょう(笑)

 

針が刺されたら危ないところ、痛いところがある

どこさしても変わらんやろ~って思っているあなた。

実は刺す場所によってリスクや痛みが違うんです。

 

リスクが高いところはすなわち神経が多いところ。

一番危ないのは手首の外側です。

たまにこのあたりに血管がよく出ている人がいますが、神経も張り巡らされているのであまり針を刺さない方がいいです。

 

採血ではよく肘関節のあたりからとりますが、内側に近い血管は近くに神経が通っている場合が多いのでここも極力避けたいところ。

 

肘のあたりの外側より内側を触った方がなんかぞわぞわっとしませんか?

要は触ってみて少し敏感に感じるところは神経が通っているんです。

 

採血をするのにおすすめなのは肘関節のところの外側または真ん中に走っている血管です。

この二カ所は痛みやリスクが比較的少ないです。

 

肘関節の内側から外側にかけて斜めに走る血管は内側よりリスクがだいぶ減りますが、ちょっと痛みを感じる患者さんが多い印象です。

あとどうしても血管が見えないときは手の甲で採ったりしますが、ここは皮膚が薄い分わりと痛いです。

 

知識のない人だと何も考えずに見えやすい腕の内側に針を刺したりする人もいるようなので、自分の身を守るためにもこういった知識をつけておきたいところ。

 

ただし、どうしても他のところが全く見えなくてやむを得ず先ほど挙げたリスクの高い血管に刺さなければいけない場合もありますので、その時はベテランでプロフェッショナルな看護師に替わってもらいましょう。

リスクはとことん少なくしないといけませんよ!

 

不安な要素があるときは言ってくれるとすごくありがたい

採血の時気分が悪くなったり倒れたり腕がビリビリした経験があるというあなた。

一度そんな経験をしてしまうとどうしても採血が怖くなりますよね。

 

不安があるときは正直に

「気分が悪くなったことがあるんで不安です!」

と言ってくれるとすごく助かります。

 

そうするとこちら側も

「じゃあベッドで採血しましょうか?そっちの方が安全ですよ」

と誘導したり

「それなら上手な看護師さんに替わりましょうか?大丈夫ですか?」

って声をかけたりします。

 

ベッドで採血したいとか上手な人に替わってほしいとか自分からなかなか言い出せないもの。

そんな時は不安な気持ちを言葉にしましょう。

 

それに実際に口に出して言うことでまわりの人も注意して気にかけてくれるようになるので、倒れたり痺れたりした時にすぐ対応する心構えができます。

 

不安があること伝えられることより、我慢した結果気分が悪くなって倒れてしまった方が採血する側もされる側も悲しくなります。

なので遠慮せずに言ってくださいね♪

 

余談ですが、たまに採血してると

「一回で採れよ!」

みたいなこと言う患者さんもいますが、そんなプレッシャーかけるくらいなら看護師さんに替わってって言ったくれた方がお互いストレスなく終えられるのに…って思っちゃいます(-_-;)

祈るナースの写真

水とお茶以外は何も食べ飲みしちゃだめ

あなたもご存じだとは思いますが、採血前は絶食です。

糖分や脂質を含んでいるものを食べ飲みしたら血糖値や中性脂肪が上がりますもんね。単純です。

 

ガムやジュースはもちろんダメです。

コーヒーはブラックだったらいいかもしれませんが、カフェインによって血圧が上がってしまい、測定値に何かしらの影響が出る可能性は否定できませんのでやっぱり水かお茶にしとくのが無難。

 

ちょっと食べ物食べたせいで後日再採血になったりしたら嫌ですもんね。

 

ただし血糖値や中性脂肪を測定しない場合はご飯を食べてきてもよい可能性があるので先生に事前に確認しましょう。

 

ついでに採血結果に影響を与える要因として、手をグーパーさせすぎるのはよくないというものがあります。

これにより収縮した骨格筋からカリウムが放出されてそのまま結果に反映してしまうんです。

カリウムやナトリウムなどの電解質のデータは重要ですから、それで前回より高い値になってしまって再採血になってしまうかも。

 

グーパーさせると血管が浮き出てきそうですが、やりすぎないようにしましょうね。

 

止血はしっかり

採血が終わった後に針を刺したとことに止血テープや綿球を貼りますよね?

 

「そんな血が出てるるわけでもないし別に押さえなくていいやー」

って思って放置しない方がいいです!

 

力を入れた瞬間血がどばどば溢れてきて服につくことだってあります。

それに内出血がひどくなってぷくっとふくれてくるのはこの止血をしっかりしていない人がおおいです。

 

3~5分はしっかり押さえておきましょう。

止まりにくい人は5分以上押さえておいた方がいいです。

そして採血が終わったら袖のまくりを戻して締めつけを緩め、荷物は採血した側の腕では持たないようにしてください。

 

テープや綿球を貼ったとき見かけ上血が止まったように見えても、毛細血管に針先が当たっていてそれが内出血を起こして赤黒くなったり黄色くなることがあります。

そうなると何日か色が落ちないし、ちょっと痛いです。

 

なので採血後の止血はないがしろにせずにしっかりとしましょうね。

もし2週間くらい経ってもなかなかよくならないときは先生に相談しましょう!

 

腕から手先にかけて急に痺れを感じたらすぐ抜いてもらう

これは絶対に覚えておいてほしいことです。

針を刺した瞬間や、途中までは全然平気だったのに急に腕から手先にかけてびりびりとしびれを感じたら神経に当たっている可能性が高いです。

そんな時はすぐに針を抜いてもらいましょう。

対処が早ければ早いほど被害を最小限に抑えることができます。

 

神経障害を起こしてしびれ痺れが1年以上続いたままになってしまうことや、最悪の場合腕に障害が残ってしまうことだってあります。

 

腕をずっとゴムで縛っていると少し痺れるような感覚になるかもしれませんが、それは血が止まっていることによるものだから神経障害ではありません。

 

本当にビリビリ~!!ときたらすぐにアピールしてください。

採血が終わった後にちょっと違和感があった場合も遠慮せずにすぐに言って下さい。

報告が遅れると自分の責任になってしまうかもしれませんので、気づいたら早めに周りの看護師さんや先生に相談しましょうね。

 

プチ情報

ついでに少し気になるプチ情報を箇条書きにしときます!

 

・採血量は採血管3本だと10cc前後、6本とっても20cc前後だけしかとっていないてす。

 

・一本の採血菅で全部とるのてはなく何本かに分けるのは、菅によって検査できる項目が違うからです。蓋の色によって含まれる試薬が違います。

 

・お風呂は入ってもいいけど、強く擦りすぎたら血が出るかもしれないので気をつけてくたさい。

 

・採血した血は想像していたより黒っぽく見えるかもしれませんが、酸素が多い動脈血ではなく二酸化炭素が多い静脈血なので黒っぽいのです。気にしなくて大丈夫。

 

終わりに

以上、採血前に知っておくと得する7つのことでした!

最後に簡単におさらいしておきましょうか。

 

1.血管が出にくい人は温める

2.採血中に倒れるリスクを理解し、対策する

3.腕の内側や手首の外側は危ない

4.不安なときは正直に言う

5.採血の朝は水とお茶だけ

6.止血はしっかりと3~5分

7.腕から手先が痺れたらすぐに針を抜いてもらう

 

明日からの採血にぜひ活かしてください!

あなたの採血が無事に終わりますように♪

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(^.^)

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